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デメリット

重い

 瓦屋根の一番のデメリットは重たいことではなでしょうか。1㎡あたり約60kgあります。平均的な広さの30坪のお家の場合、屋根の重さは約6000kgにもなります。現在一番使用されている屋根材のスレート屋根の重さは30坪で約2000kgなので、瓦屋根はスレート屋根の約3倍の重さがあります。このことから耐震性に欠けるとのことで、瓦屋根を選ぶ方は少なくなっています。しかし現在では、軽量瓦や防災瓦といった高性能な瓦も登場しています。

凍結に弱い

 瓦は冬場の凍結によって、ヒビが入ったり剥離しやすいです。そのため寒冷地にはあまり向いていないと言われています。特に水分が蒸発しにくい日陰の部分は割れやすくなります。近年では、凍結に強い瓦も発売されています。

雪が積もった瓦屋根

値段が高い

 瓦は他の屋根材に比べて高価です。スレート屋根の約1.5〜2倍の費用がかかります。その理由は、瓦自体の値段が高いことに加えて施工に手間がかかるためです。初期費用が高価な瓦屋根ですが、長寿命、メンテナンス回数が数ないためメンテナンス費用は他の屋根材よりも安いです。