「疑わしきは罰する」が放射線対策の一大原則

放射線対策で最も重要なのは、環境から受ける外部被曝でなく、放射性物質を体内に取り込むことによる内部被曝である。その理由は、放射性物質が放出する放射線のうち特に有害なアルファ線やベータ線は体内で吸収されやすいからである。つまり、環境からの被曝は衣服や住居の壁などでほとんど遮断できるが、体内を源とする被曝は防ぎようがないからである。食料品や水などの汚染に気を配らねばならないのは被災地でなくても同じであり、これは国民全体の問題である。 それから、食料品の放射線対策は、生産者によってその取り組み方はまちまちである。ある生産者がどんなに放射線対策を万全にしていたとしても、その同業者がそれをなおざりにしていた場合、それらの生産物が流通過程で混ざってしまうと全てが無意味になってしまう。風評被害を受けている企業が多数あることは残念に思うが、全ての消費者が高価なガイガーカウンタを持つこと自体が非現実的なことであるから、我々一般消費者が取るべき道はただ一つである。 それは、水や食料品に対するに「疑わしきは罰する」の姿勢で臨むことに他ならない。これは、食害や薬害に対する場合の基本姿勢であり、当然ながら放射線対策もこれに相当する。特に放射線に対して抵抗力のない子どもについてはこのことをより徹底させる必要があるから、学校給食の食材を全て例外なしにガイガーカウンタなどでその放射能を測定する。そして、そのための予算を手当することが必須になる。風評被害の払拭も大切ではあるが、子どもの健康や命は代え難いものである。

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